化粧品店舗スタッフ(美容部員)から店長を目指す

キャリアアップする為には

美容部員に必要なスキルをご紹介しましたが、それではキャリアアップする為にはどうしたらいいのでしょうか?やはり「目先の一歩から」です。

店長と一般社員との違いは、全体を見ることができる(管理できる)力があるかどうかが、一番重要になってきます。一般の美容部員であれば、お客様のことと自分の売上のことを考えていればよくても、店長になれば、店全体の売上や後輩美容部員の管理・教育なども任され、責任は重くなります。権限が増える分義務も増える為、仕事量も増えますし、偉くなったから好きにできるのではなく、自分よりお店やスタッフのことが優先されるのです。

そういったことを知った上で、まずは自分の知識を増やすべく勉強し、接客の上手い先輩の話術を盗んでいくのです。そういった地道な努力がお客様の信頼へつながり、信頼の糸をあちこちに伸ばすことで、売上という結果がついてくるのです。中にはメイクの専門学校でプロの術を教わり、お客様に引っ張りだこになっている美容部員もいるそうです。そういった技術でも話術でも笑顔でも、自分らしい武器を身に付けることが自信につながり、自信を持った魅力がお客様を惹きつけることはよくあることです。お客様とスタッフの信頼を得ること、それがキャリアアップに必要不可欠なものなのです。

ある美容部員Aさんは、入社後5年間BA(ビューティアドバイザー)として店頭で働き、その後トレーナー職を3年、チーフ(現場責任者)を1年半経験し、今ではマネージャー(BA管理職)をしているそうです。現在の仕事内容はBAへの指導や育成。また、情報や知識・技術を各店舗に伝達し、組織を活性化することも仕事のひとつのようです。キャリアアップに必要なこととしては、常に目標を高く設定し、それに向かって努力できる力を持っていること、だそうです。